人工知能学会誌「意味知識の抽出」

松尾さんの記事読まねば。
今年の抱負 in 人工知能学会誌 - 生駒日記

あとは松尾さんが書いている「意味知識の抽出」(p.23)は先日の Symposium on Semantic Knowledge Discovery, Organization, and Use というシンポジウムの感想が1ページびっしり書いてあった(詳しくは手元にある人は参照されたし)のだが、Google の Marius Pasca らのチームの検索クエリログを用いた研究に関するコメントやらとともに、

ベイエリアで人と話 していたら,意味的な処理は日本は強いよね,ということを言っていた.例えば,マイクロソフトに買収された PowerSet (ママ) は,日本でずっとやってきた技術がベースになっているとのことである.本当かどうかは知らないが,少なくとも,海外の人がそう思ってくれているというのは チャンスである.日本の第五世代コンピュータのことを覚えている人もいるし,Web上の情報技術が,意味的な領域に入ったときに強いのは日本,というブラ ンドイメージを植え付けるチャンスでもあると思う.

と書かれていた。確かに日本語だと単語分割の曖昧性、かな漢字変換でも「同音異義語」の問題で昔からものすごい積み重ねがあるわけで、意味的な領域に入ったとき強いとアピールするのはイメージ戦略として優れていると思う。