AirMac Express 802.11は60Mbps以上出る模様

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今朝、18日に注文した AirMac Express が到着。「明日には届くと思います」と言われましたが、結局 2 日かかりました。

新しい AirMac Express の無線モードは以下の四つ。

w_modes.jpg

5 GHz 帯での 11n モードの利用が可能になっています。残念ながら我が家は b/g にしか対応していないマシンがあるので、b/g 互換を選択しました。

 

通信パフォーマンス

肝心なのは、パフォーマンスがどのくらい向上するかということ。統計的にしっかりした数値をとるのは無理(というかめんどくさい)なので、簡易なテストをしてみました。これらの数値は、家の構造や電波環境を含む通信環境によって大きく異なる場合がありますので、あくまで参考程度にしてください。まず、我が家の場合、Bフレッツのモデム PR-200NE にイーサネット接続で Mac を直結した場合の下り速度は平均 80Mbps です。これを基準に、以下の設定で通信速度を比較してみます。

旧 Express + 11n 対応 Mac
新 Express + 11n 対応 Mac

無線モード 

マルチキャストレート

11b/g 互換 

6M

11n/b/g 互換 

2M*

半径 3 m
下り平均 27Mbps
下り平均 53Mbps

木造壁越 10 m
下り平均 12Mbps
下り平均 49Mbps

* 11n/a 互換モードでは、速度が 3% 向上しました。マルチキャストレート 11M では、速度が 2% 向上しました。

このデータでは、11n 対応によるパフォーマンスの向上がはっきり現れました。当然といえば当然ですが、私にとっては期待以上でした。ルータからある程度距離があると、5x FASTER の謳い文句も嘘ではないことがわかります。Express は無指向性のアンテナだと思うので、工夫すればもっとパフォーマンスが上がるかもしれません。

ちなみに、11g の Mac でも同じテストを実行してみましたが、この場合も 150% 以上の速度向上が得られました。これは MIMO の効果なのでしょうか。11g 側の速度向上については期待していなかったので、うれしい結果になりました。

私はギガビット対応の AirMac Extreme や TimeCapsule は持っていないのですが、Express は 10/100 base なので、そのへんの違いによる速度の差ってどのくらいあるんでしょうかねぇ・・・。そこは他の方のレビューに期待したいところです。

アイ・オー・データBlog 試し斬り: 【ホームネットワーク】第3回 802.11nの実際の通信速度は?

今回は、公称最大130Mbpsの速度を持つLAN規格「802.11nドラフト対応」無線LANルータ「WN-GDN/R-S」が、公称最大54Mbpsの802.11gに対して、どの程度、通信速度が向上しているのか見ていきます。

ノートPCで無線LAN

比較に使った環境
ここでは、比較対象として、802.11g無線LANルータ「WN-G54/R3」を使ってみた。また、今回、転送に使ったPCは以下のようなもの。そして、測定にはオンラインソフトの「転送速度計測 ver.1.0」(作者:K-10氏)を使わせていただいた。

転送速度計測 ver.1.0

PC1:Pentium4 2.4GHz メモリ1GB Windows XP Professional
PC2:富士通 FMVMG12C  モバイルCeleron 1.2GHz メモリ384MB Windows XP Home Edition

同一室内では?
計測は同一室内で、2メートル程度の遮蔽物のないところで行った。最高で50Mbps少々と、802.11nの規格値としての最大通信速度130Mbpsの半分以下の結果となった。最高と言うのは、場所を変えるなどの試行錯誤の結果であり、いつでも50Mbpsオーバーの速度が出たわけでもない。遮蔽物がない状態であれば、いつでも大差ない速度が出てもおかしくないと思うのだが、周囲のPC の電磁波の影響などからか、簡単に40Mbps程度に落ち込んでしまうことがあった。

転送速度

11n
51.55Mbps

11g
17.52Mbps

とはいえ、11gより圧倒的に高速なのも確かで、障害物がなければ3倍近い速度が出たのも事実だ。有線LANの100BASEには劣るが、これなら通常用途では無線LANだけで実用になると言えるだろう。

隣の部屋との通信では?
次に隣の部屋との間の通信を試してみた。直線距離では同じく2メートル程度の距離だが、間には壁とドアがある。11gも転送速度を低下させているが、11nは壁1枚で大きく低下しているのがわかる。11gより高速なのは当然だが、2 倍の速度も出すことはできなかった。障害物による速度への影響は11gよりも大きそうだ。

転送速度

11n
28.57Mbps

11g
16.22Mbps

評価
今回の「WN-GDN/R-S」のテストでは802.11nは条件がよければ、今まで最速だった11gの約3倍の転送速度が出ることが確認できた。しかし、その速度は壁1枚でも大きな低下を見せた。また、同一室内でも周囲の電磁波環境の影響と思われる通信速度の低下も見られるなど、周辺環境にナーバスな面を見せた。

とはいえ、現時点でこれ以上高速な無線LAN規格は存在せず、11gよりも条件が悪くても倍程度は高速なのも確か。11gより高速な無線LAN環境が欲しい人にはまちがいなくお勧めだろう。また、これだけの速度が出れば、一般家庭で4th MEDIAのようなオンデマンド放送を標準画質で見るには十分に実用的だろう。

 

Cocoa を飲んで、ほっとして。: 802.11n は11n 専用かつ5GHz で 

結局新しいAirMac Express を1台追加して、WDS は802.11n のみで構成。801.11g は古いAirMac Express が1台で担当という構成にしてみたらまともになりました。さらに802.11n を5GHz にすることでパフォーマンスもぐっと良くなりました。

2.4GHz だと802.11n は最高で45Mbps でしたが、5GHz だと60Mbps を超えて、Time Machine のバックアップも結構スムーズです。
障害物に弱い5GHz ですが、リビングで使っても15Mbps くらい出ているので十分です。
ちなみにTimeCapsule に有線でつなぐと最高で93Mbps。TimeCapsule のルーター性能もちゃんとしてます。
全部USENスピードテストで計りました。

Mac de Life:AirMac Extreme BaseStationのバラシと速度計測
5Feet(1.5m)地点における802.11nの速度は7887KB/sec.なので63Mbpsになります。 100Feet(30m)地点の802.11nの速度はグラフから約700KB/sec.くらいだとよめるので5.6Mbpsのようです。

denno-bonno » Blog Archive » AirMacとIEEE802.11nの小さな罠。

Planex製は現在全て2.4GHz帯のみ。調べてみると、IEEE802.11aにも対応しているモノが5GHz帯にも対応しているらしい。Buffaloでも安価なものと高いモノと価格帯が違う者があるが、2.4GHz帯のみのモノと5GHz帯にも対応しているものとあるのでした。うーん、知らなんだ(泣) じゃぁあれか、5GHz帯に対応した11n無線LANカードに買い替える迄は2.4GHz Onlyってことね。早速AirMacを2.4GHz Onlyに切り替えてみると・・・。つながりました。あっさり。むぅ。

IEEE802.11n対応にも2.4GHz帯のみ対応のものと5GHz帯にも対応しているものとあるんですね。特にAirMac Extreme/ExpressにWindowsマシンを繋げる方は要注意、です。