パソコンショップの九十九電機が民事再生法を申請

パソコンショップの九十九電機が民事再生法を申請し受理される - GIGAZINE

秋葉原に本拠地を置き、札幌、名古屋、大阪でチェーン展開していたパソコンショップ九十九電機民事再生法を申請し、受理されたそうです。
負債総額は約110億円に上るとのこと。
詳細は以下から。
4Gamer.net ― 九十九電機,民事再生手続きを申し立て。事実上の破綻か

 

バブル期の不動産取得や業務拡大に伴う多額の借り入れが最大の原因となるそうです。
大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB] 秋葉原の有名パソコンショップ 九十九電機株式会社 民事再生法の適用を申請 負債110億円
帝国データバンクによると、増収増益予想を立てていた2008年8月期決算が伸びず、一部取引先に対する支払遅延も発生していたとのこと。
現在注文中の商品や長期保障に関してどうなるのかは不明ですが、他のパソコンショップによる吸収合併などはあるのでしょうか。

4Gamer.net ― 九十九電機,民事再生手続きを申し立て。事実上の破綻か

同社が代理店などの債権者に対して行った説明によると,バブル期の不動産取得や業務拡大に伴う多額の借り入れが,今回,民事再生手続きを申請した最大の原因であるとのことだ。
同社はここ数年,財務リストラや経営の改善を行うとともに,好調な売り上げを得たことで借入金を大幅に縮小してきたが,最近はPCパーツなど海外仕入れの増加による支払い期間の短縮化や,通信販売やカード決済にともなう手数料の増加,競争激化による利益率の低下によって運転資金の調達が急務となっていた。

大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB]

しかし、その後はITバブル崩壊の影響などから一時は業績が低迷、2002年8月期の年売上高は約282億6600万円まで減少していた。この間、同業の石丸電気(株)と業務・資本提携し、同社と共同で米国PCメーカーの日本国内独占販売権を獲得するなど再建を進めていた。また、インターネット通販が好調に推移するなどヘビーユーザー向けのパソコン専門店として地位を確立し、2007年8月期には年売上高約319億9100万円を計上していた。
支払いサイトの短期化や競争激化による利益率の低下などから資金調達が急務となっていたが、従来からキャッシュ不足を指摘されるなど不安材料を抱えるなか、増収増益予想を立てていた2008年8月期決算は期待ほどの伸びを見せず、シンジケートローンの一部償還もあって資金繰りはひっ迫。一部取引先に対する支払遅延が発生するなど動向が注目されていた。

九十九電機が民事再生法申請−負債110億円、営業続ける - アキバ経済新聞

同社は1962年設立。アマチュア無線機やアップル社のパソコンの販売を開始した後1978年、秋葉原初のパソコン・通信機の専門店を開設。

 

帝国データバンクによると、負債総額は約110億円。同社は今後も営業を続け、再生に取り組んでいく。