SOSP 2009論文ピックアップ

ぜひ読みたい。
SOSP 2009適当まとめ - moratorium

- Distributed Aggregation for Data-Parallel Computing: Interfaces and Implementations
MapReduceや行列演算のように、計算の途中でデータを一か所に集めるDistributed Aggregationが重要性を増している。これをプログラマーが簡単に行える事も重要である。この論文ではOracle Parallel Server, Hadoop, DryadLINQを使って様々なAggregationユースケースを評価した。

- Quincy: Fair Scheduling for Distributed Computing Cluster
MapReduceやDryadの様なデータインテンシブな処理では、データのローカリティやジョブ間の公平性が非常に重要となる。それらを考慮したスケ ジューリングアルゴリズムを提案する。具体的にはグラフのエッジにデータローカリティ・公平性などをエンコードし、スケジューリングを行う。Quincy と呼ばれるプロトタイプ実装を作成し、スループットが向上する事を確認した。

- UpRight Cluster Services
Byzantine Failureセーフを実現するUpRightライブラリを、ZookeeperとHDFSに適用した。これにより、更なる信頼性が得られたのに加え、パフォーマンス劣化も非常に少ない事が確認された。