Gmailのアップタイム

GmailはExchangeサーバの10倍の信頼性、グーグル − @IT

サービス開始をアナウンスするブログエントリの中で同社エンタープライズ担当のプロダクトマネジメントディレクターのマシュー・グロツバーク氏は、外部の調査会社Radicatiグループの結果を引用し、オンプレミス型のメールソリューションのダウンタイムはGmailと比較して長いと指摘している。オンプレミス型の場合、メールサーバのメンテナンス作業などのための計画的な停止時間は36分から90分間、これに加えて30〜60分間の予定外のダウンタイムがあるという。予定外のダウンタイムの数字だけで見てもGmailは「自社で運用しなければならないノベルのGroupWiseの2倍、マイクロソフトのExchangeベースのソリューションの4倍の信頼性だ」(グロツバーク氏)という。これに、オンプレミス型では不可欠の計画的ダウンタイムも入れると、GmailはGroupWiseの4倍、Exchangeベースのシステムの10倍にまで信頼性の差は開くという。さらに、サーバやソフトウェアライセンス、それらの維持・運用、技術スタッフの人件費まで含めて考えると、Google Appsを選ぶほうが、企業ユーザーは、より多くの時間と予算を本業に振り向けることができる、としている。

gmail01.png グーグルが公開したメッセージングソリューションの平均的ダウンタイムの比較。水色が予定外のサービス停止、オレンジが予定されたダウンタイム