ノーベル物理学賞


メンフィスブログ 北川克己


米シカゴ大名誉教授で大阪市立大名誉教授の南部陽一郎さん(87)と、高エネルギー加速器研究機構茨城県つくば市素粒子原子核研究所の元所長・小林誠氏(64)と京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏(68)


ちなみにアメリカの新聞ではアメリカ人と日本人二人だ受賞したと書いてあります。南部さんはアメリカ国籍を取っているので、そりゃそうなのですけど、日本生まれとどこにもない。ま、アメリカってそういう国なんですよね。

それより日本は2重国籍を認めていない(アメリカ市民権を取ると日本国籍は失効するはず)はずなので、むしろ日本人3人が受賞と言っている日本の新聞の方が間違っているのではないでしょうか。南部さんは日系アメリカ人ということですよね。

StarChartLog - ノーベル物理学賞に南部、小林、益川の三氏受賞決定


「遅すぎる」「前世紀に受賞すべき」「南部先生にノーベル賞が出せるとはノーベル賞も箔がついたなあ」などの微妙な感想が目についてしまいます。

南部氏は87歳。長生きできたから受賞できたんですね。ああ戸塚洋二氏がなくなられたのが惜しくてたまらない。師匠の小柴昌俊氏の受賞理由が「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」なので戸塚氏が「ニュートリノ振動の発見」で受賞できるのではないかと期待していたのに。